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阿蘇カルデラに残る「阿蘇創造のものがたり」~阿蘇で語り継がれる「健磐龍命蹴裂伝説」の謎 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月15日

阿蘇カルデラに残る「阿蘇創造のものがたり」~阿蘇で語り継がれる「健磐龍命蹴裂伝説」の謎

4万人以上の人々が暮らす阿蘇カルデラの広さは島原半島の広さに匹敵します。そこには「阿蘇創造のものがたり」が残っています。

阿蘇カルデラは内側に平原が広がり街が形成される珍しいカルデラ

阿蘇カルデラは、長径約25㎞、短径約18㎞の広さを有しますが、残念ながら日本最大のカルデラではありません。北海道の屈斜路カルデラの長径約26㎞、短径約20㎞に次ぐ大きさです。一方、世界に目を向けるともっと大きなカルデラがあります。世界最大のカルデラは、インドネシアのスマトラ島北部にあるトバカルデラで、長径約100㎞、短径約30㎞あります。

しかし、屈斜路カルデラの半分は屈斜路湖が占めているし、トバカルデラも、そのほとんどはトバ湖が占めています。それに対して、阿蘇カルデラの内側には広々とした平原が広がり、鉄道や国道も整備され、実に多くの人々が農業や酪農で生活を営んでいます。こうした例は世界でも極めて珍しいのです。

阿蘇カルデラ

総面積は面積380㎢。「あそ」はアイヌ語で火を噴く山の意味で、漢字の「阿蘇山」の「阿」は原点、「蘇」は蘇生復活を意味し、「原点に返り復活する場所を意味している」とする説があります。

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