更新日: 2024年1月15日
【青森の古代】マンモスを追ってきた人類が中央に属さない独自の文化を発展させた
青森県域では旧石器時代から人類が活動し、縄文時代には独自の文化圏が生まれます。そして中央府に服属しない、独立性の強い集落が形成されました。
目次
【青森の古代】津軽海峡は陸が海面下に沈んだことから誕生
氷河時代、現在の日本列島は大陸と地続きでした。マンモスやナウマンゾウ、オオツノジカといった大型獣を追って大陸から狩猟民が移住してきたところから、日本の旧石器時代が始まります。やがて最終氷期が終わりに近づくと、地球規模で気候が温暖化し、氷が溶けて海面が上昇し、陸続きだった低地は海面下に沈みました。陸の一部が島となり、このときに北海道と本州を結んでいた陸橋が途切れて津軽海峡が誕生したとされます。日本各地でナウマンゾウの骨が出土しているように、かつては日本全体が同じ動物相でしたが、この環境変化にともなって北海道と本州では明確に動物分布が異なるようになっていきます。その境界線が津軽海峡であり、ブラキストン線と呼ばれています。
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