更新日: 2024年1月15日
上北平野と小川原湖形成の歴史~広大な海岸平野とかつて潟湖だった湖はどのよう生まれたのか
いくつもの段丘面が見られる海岸平野・上北平野。上北平野の段丘に刻まれた気候変動の痕跡と小川原湖(おがわらこ)ができた理由の関連性とは?
目次
小川原湖がある上北平野の特徴と成り立ちの歴史
青森県の東部、太平洋岸に広がる上北(かみきた)平野は、南北50km、東西30kmの縦長の長方形をした、東北では随一の台地型海岸平野で、南部を八戸(はちのへ)台地、北部を三本木原・三沢台地と呼ぶこともあります。上北平野の地形は、海成段丘、それを侵食する河川沿いの河岸段丘、河川の堆積作用によって形成された低地からできています。
プレートの運動によって作られた
この地域は、海洋プレートが大陸のプレートの下に沈み込む「東北日本沈み込み帯」の北端に位置しています。プレートの運動によって約50万年前から隆起を始めて、現在のような台地が広がる海岸平野になったと考えられています。
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