更新日: 2024年1月15日
新潟の中世~平氏の流れをくむ城氏の興亡と守護に任命された上杉氏の台頭
鎌倉に武家政権が樹立し、武家による全国支配の時代に突入します。越後国は鎌倉時代には執権北条氏に、室町時代には上杉氏によって支配されました。
【新潟の中世】平安時代後期
平安時代後期に保元(ほうげん)の乱、平治(へいじ)の乱を経て、平清盛が政治の実権を掌握します。平家(伊勢平氏)の勢いはすさまじく、「平家にあらずんば人にあらず」(『平家物語』)と言われたほどでした。朝廷には平家の専横的な振る舞いに不満を抱く者は多く、1180(治承4)年に以仁王(もちひとおう)(後白河天皇の第三皇子)が源氏に対して平家政権打倒を促します(以仁王の令旨)。
以仁王は平等院(京都府宇治市)の戦いで敗死しますが、全国的に反平家の気運は高まり、信濃国では木曾義仲(きそよしなか)が挙兵します。
横田河原の戦いで城長茂が敗北
この時期の越後国では、常陸平氏の流れを汲む城氏(じょうし)(越後平氏)が荘園を開拓し、勢力を確立していました。城資職(すけもと)(のち長茂(ながもち)と改名)は平氏方として、隣国で挙兵した木曾義仲を鎮圧するために信濃国へと攻め込むも、横田河原(よこたがわら)(長野県長野市)で敗北を喫します(横田河原の戦い)。
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