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【山形県の人口】7割が県外へ進学し戻ってこないストロー現象
山形県における人口減少の構造は、宮城県を除いた東北各県と同様です。出生数が少なく、進学を機に東京圏へ多くの若者が転出しています。山形県内高校卒業者の進路を見ると、およそ7割が県外へ進学。大学卒業者の山形県内就職率も3割程度。東京圏に出た若者は、地元に戻ることなく山形県外での生活を選ぶケースが多い。いわゆるストロー現象が顕著なのです。
【山形県の人口】2015年の調査で増加した東根市も減少に突入
人口減少をギリギリで食い止めているのが山形市のベッドタウンでもある天童市と東根市。天童市は、2015(平成27)年の国勢調査で前回比0.03%減とほぼ横ばい。東根市は2.92%増を記録し、「住みやすい街」として注目されました。2018(平成30)年、国立社会保障・人口問題研究所がまとめた将来推計人口では、2030(令和12)年まで人口増加すると見込まれていました。「住みよさランキング」でも全国57位と山形県内トップで、子育て支援に力を入れた政策などが注目を浴びました。そして、市中心部では宅地開発が集中的に行われましたが、周囲の予測よりも早く、2020(令和2)年時点ですでに人口減少段階に突入。積極的な街づくりで有名になっても、現実は厳しい数字となりました。今後は、減少幅をいかに食い止めるかがカギになります。UターンやIターン施策の活性化なども視野に入れるべきでしょう。
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地形、交通、歴史、産業…あらゆる角度から山形県を分析!
山形県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。山形の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。思わず地図を片手に、行って確かめてみたくなる情報を満載!
Part.1 地図で読み解く山形の大地
・出羽富士・鳥海山の成り立ちと火山がもたらす湧水や地形
・山形盆地の成り立ちと扇状地に発展した県都・山形市
・大江町の最上川川床で発見!ヤマガタダイカイギュウって何だ!?
・河川がつくった肥沃な庄内平野を35㎞におよぶ庄内砂丘が守る
・最上川・五百川峡谷の誕生と流域に形成された河岸段丘
・どうやって誕生し段丘が発達?山形唯一の有人離島「飛島」の謎
・冬の名物・美しい樹氷はどうして蔵王山に形成されるのか?
…などなど山形のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2 山形を駆け抜ける鉄道網
・急勾配と豪雪を克服し新庄へ至る全国初のミニ新幹線・山形新幹線
・急峻な板谷峠で奥羽山脈越え!逞しき幹線・奥羽本線の今昔
・九州~北海道の貨物車両が走り日本海縦貫線をなす羽越本線
・日本初の交流電化路線にして今や貨物の重要路線の仙山線
・最上川の絶景峡谷を走る!新庄と余目を結ぶ陸羽西線
・三山・高畠・尾花沢の3路線 山形交通の鉄道路線網とは?
…などなど、山形ならではの交通事情を網羅。
Part.3 山形で動いた歴史の瞬間
・木の実でつくったクッキーも!? 山形県域の縄文時代
・和人が蝦夷の領域へと進出! 城柵から見る開拓の歴史
・鎌倉御家人が地頭として進出! 次第に激化する権力争い
・伊達氏との対立を経て統治者に君臨した最上氏の栄枯盛衰
・街道と航路が整備され 発展する沿道の産業と商業
・領主交代に領民が抵抗! 天保の国替え反対一揆とは?
・異名は鬼県令!? 初代県令三島通庸が推進した土木工事
…などなど、激動の山形の歴史に興味を惹きつける。
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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