更新日: 2024年1月16日
飛島の秘密~山形県唯一の有人離島はどのように誕生して段丘が発達したのか?~
およそ平坦な島影、伝説に彩られた巨岩や奇岩、ウミネコの一大生息地……山形唯一の有人島、飛島はいかにして誕生したのか。神秘の島の謎に迫ります!
飛島とはどのような島なのか
飛島(とびしま)は、酒田港の北西約40㎞の日本海に位置する山形県唯一の有人島です。周囲が10㎞ほどの小さな島で、海抜50〜60mほどの海成段丘(だんきゅう)の平坦面が発達しており、まるで海に浮かぶテーブルのように見えます。周囲には小島が点在し、独特の形をした奇岩や巨岩、地層がむき出しになった露頭が見られます。
飛島と鳥海山の関係
また飛島は、数々の伝説や昔話が語り継がれてきた島でもあります。とくに鳥海山との関係は深く、鳥海山頂上の大物忌神社(おおものいみじんじゃ)は五穀守護神、飛島の小物忌神社(おものいみじんじゃ)は五穀風神を祀り、毎年7月14日には鳥海山山頂、飛島など5カ所で同時にかがり火を焚く「鳥海山御浜出神事(おはまいでしんじ)」が行われています。
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