更新日: 2024年1月16日
庄内砂丘と庄内平野の成り立ち~南北約35㎞も続く国内最大級の砂丘の謎
日本有数の穀倉地帯として知られる庄内地方。日本海に面した広大な平野や、沿岸部に発達した庄内砂丘は、どのようにして形成されたのでしょうか?
庄内平野ってどんなところ?
庄内平野は月光川(がっこうがわ)、日向川(にっこうがわ)、最上川、赤川(あかがわ)の下流域に南北40㎞、東西20㎞の広がりをもつ平野です。北を鳥海山、南を月山に連なる山々、東縁を逆断層(庄内平野東縁断層帯)からなる直線状の急崖で区切られ、平野の標高は0~20mほど。沿岸部には大規模な砂丘が発達しています。
庄内平野は日本有数の穀倉地帯
多くの河川が流れる庄内平野は、日本有数の穀倉地帯であり、現在ではメロン、スイカ、ダイコンなどの野菜や果物が栽培される肥沃な大地となっています。この地域は、最上川や日向川が蛇行する低湿地帯で、河口には大きな三角州が形成されていました。砂丘は現在とほぼ同じ位置にありましたが、内側は海につながる潟湖(せきこ)になっていました。そこへ最上川などが上流から運ぶ土砂や火山噴出物が堆積し、しだいに平野が形成されていったのです。
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