更新日: 2024年1月16日
山梨はミネラルウォーター発祥の地~清らかな水の産地日本一!~
山梨はミネラルウォーターの一大産地。
高い山々と、豊かな森林がろ過装置となって清らかな水を豊富につくり出し貯えます。
当地はいかにして日本一の産地となったのでしょうか?
山梨県はミネラルウォーターが豊富につくられる?
コンビニやスーパー、自動販売機で当たり前のように売られているミネラルウォーター。今でこそ全国各地で販売されていますが、実は山梨発祥なのをご存じでしょうか。
山梨県は富士山や南アルプス、八ヶ岳など、日本の代表的な山々に囲まれた地域。山梨県土の78%を森林が占めるこの地は、砂礫や火山堆積物などから成ります。そういった地層が「天然のろ過装置」の役割を果たして、山岳部に降った雨や雪を清らかな水に変えていきます。地下の帯水層には溶けだしたミネラルを豊富に含む、地下水が貯えられており、これがミネラルウォーターとなります。
山梨県内の水には「平成の名水百選」に選ばれているものも多く、2020年までの統計では、ミネラルウォーターの日本国内生産量は堂々の1位(2020年はシェア40.4%)をキープしています。
武田信玄も認めた山梨の水「三分一湧水」の伝説
山梨の水がどれほど人々に重宝されていたかは、この地に残る伝説から知ることができます。かつて甲斐の国を治めた武将・武田信玄は、田畑への取水を巡って争っていた三つの村に、平等に農業用水を分配するための堰を築いたといわれています。
現在、「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)」の地は公園として整備され、北杜市の「三分一湧水館」では八ヶ岳の豊富な湧水の仕組みや歴史を紹介。直売所には地元の野菜や特産品が並びます。
三分一湧水館
- 住所
- 山梨県北杜市長坂町小荒間292-1
- 交通
- JR小海線甲斐小泉駅から徒歩10分
- 料金
- 大人400円、小人200円(15名以上の団体は大人300円、小人150円、障がい者手帳持参で割引あり)
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