更新日: 2024年1月16日
山梨ワインの歴史~甲州ワインを最初に醸造を成功させた高野正誠と土屋龍憲~
日本のワインといえば「甲州」といわれるほど、山梨はワインの一大産地になりました。
そこに至るには、国産ワインに懸けた先人たちの飽くなき努力がありました。
目次
山梨はワインの一大産地・甲州は国産ワイン発祥の地
日本のワインの産地として、まず名前が挙がるのが山梨県。国産ワイン発祥の地であり、その生産量、出荷量とも日本一を誇ります。ワイナリーの数は80社以上で、国産ワインの約2割を担っています。
山梨県内のワイナリーやブドウ畑はおもに甲府盆地にあり、甲府市や甲州市、山梨市、笛吹市、北杜市など、それぞれの地域でさまざまなブドウが生産されています。そのため、山梨県内産ワインであっても、地域やワイナリーによって香りや味わいが異なっています。
山梨のワイン用のブドウ品種
ブドウの品種は長く在来種「甲州」が主流で、江戸時代以前は、気候に合った甲州種だけが栽培されていましたが、近年、韮崎市や北杜市などでは、シャルドネやメルローといった欧州品種も見られるようになってきました。また、現在では、赤ワインに使われるマスカット・ベーリーAなどの品種も盛んに生産されています。
山梨では、ブドウが傷まないよう、棚掛けに工夫が凝らされ、甲州ならではの棚作りが続けられてきましたが、最近では垣根作りによる栽培も増えています。
ワインの産地とブドウ品種の特徴
ブドウ畑とワイナリーは、甲府盆地中心の甲府市、甲府盆地東部の甲州市、山梨市、笛吹市、甲府盆地北西部の北杜市、韮崎市に点在しています。
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