

更新日: 2024年1月17日
宮ヶ島の衣毘須神社が「山陰のモン・サン・ミッシェル」と呼ばれる理由は?
益田市の日本海沿いに建つ衣毘須(えびす)神社。小さな神社ですが全国から人が集まる観光スポットになっています。その理由とは?
目次
衣毘須神社は宮ヶ島の上に建っている小さな神社
衣毘須神社は益田市小浜(こはま)町の宮ヶ島地区に建っています。その名の通り、豊漁や海で安全を守る「えびす」様を主祭神としており、1629年に美保(みほ)神社から分霊して海龍山(かいりゅうさん)に創建されました。1867年に金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)を合祀し、現在の宮ヶ島に移ったという漁師町にはよくある神社です。
この神社が多くの人を集めている理由は、建っている場所にあります。地名の通り、日本海沿いに浮かぶ宮ヶ島という島の上に建っており、普段は参道(砂浜)を通って参拝ができるのですが、満潮や時化(しけ)の際には参道が海に沈むため、徒歩では渡れなくなってしまいます。
この様子が、フランスの西海岸に浮かぶ島に建ち、満潮時には陸路がなくなる修道院のモン・サン・ミッシェルと条件が似ているため、『山陰のモン・サン・ミッシェル』とも呼ばれています。ちなみに、現在のモン・サン・ミッシェルには橋が架かっており、満潮時でも海を渡ることができます。
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