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更新日: 2024年1月17日
島根の神社の代表「出雲大社」を筆頭とするさまざまな神社とその関係
出雲地方には神話に関係する神社が多く、石見、隠岐にも特徴的な神社があります。3つの国にある多種多様な神社を、一宮を中心に紹介していきます。
目次
島根の神社:「出雲大社」は代表的な存在
一宮とは、旧国名のなかでもっとも格式の高い神社のことです。その次が二宮、三宮と続きます。一宮の神社の周辺には地名としての一宮も残っており、耳にすることも多いでしょう。郡部の一宮も存在しています。
出雲の一宮は、島根県を代表する神社で観光スポットでもある出雲大社です。主祭神がオオクニヌシだということも有名ではありますが、10世紀ころ~17世紀の間はスサノオが主祭神でした。神職の都合により祭神の転換が行なわれたあと、スサノオは本殿真裏の素鵞社(そがのやしろ)に移されますが、今も参拝客が多くいます。一般には「いずもたいしゃ」と読まれていますが「いずもおおやしろ」が正しい読みです(全国の分社は「いずもたいしゃ」)。
「熊野大社」過去には出雲大社より格式が上だった?
出雲大社と一宮の地位を争ったのが、松江市八雲町(まつえしやくもちょう)の熊野大社(くまのたいしゃ)です。主祭神がスサノオで天つ神を祀る社だったのに対し、出雲大社はオオアナムチ(オオクニヌシの別名)を主祭神とする国つ神を祀る社でした。そのため熊野大社の格式が上とされたのです。「日本の火の発祥の地」とされ、毎年10月15日には鑽火祭(さんかさい)神事が行なわれています。
しかし10世紀ころになると、出雲大社が主祭神をスサノオだと主張しはじめ、熊野大社と同格となり、11世紀には一宮と公式に認められるようになりました。現在では両社とも一宮と呼ばれています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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