更新日: 2024年1月17日
旧JR三江線トロッコ、初めて県境を越えて広島へ
邑南町(おおなんちょう)は旧三江線の宇都井(うづい)駅と口羽(くちば)駅を「邑南町三江線鉄道公園」として整備。観光庁支援の社会実験などで広島県側までトロッコ型車両を運行していました。
旧三江線でトロッコ型車両運行などのイベントが開催
三江線の廃止から3年後の2021年4月1日、島根県邑南町は町内にある宇都井駅・口羽駅跡とその周辺の線路を整備し、「邑南町三江線鉄道公園」として開園しました。指定管理者として特定非営利活動法人「江の川鐵道(てつどう)」が月数回、不定期でトロッコ型車両運行などのイベントを開いています。
宇都井駅はホームと待合室が地上約20mの高さにあり、かつては日本一高い橋上駅として“天空の駅”と呼ばれていました。
エレベーターなどはなく、ホームまで116段の階段を上る必要があります。のどかな山村にそびえるユニークなデザインの駅舎が人気を呼んでいます。廃線直後は立入禁止となっていましたが、鉄道公園になってからは、待合室まではいつでも自由に上れるようになりました。ホームは安全のためイベントのときのみ入場が可能です。
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