更新日: 2024年1月17日
知夫里島には赤と白の壁がある?その成り立ちに迫る
隠岐諸島では、大規模な火山活動の痕跡と、浸食によって生まれた珍しい地形を近くで観察できます。そのひとつが、知夫里島にある「赤壁」と「白壁」です。
知夫里島を含む隠岐島前3島の成り立ち
隠岐諸島の島前3島(西ノ島、中ノ島、知夫里(ちぶり)島)は、その中央にある焼火山(標高451.7m)を3島が取り囲むような配置になっています。この地形は約630万年~530万年前の大規模な火山活動により生まれました。
島前は焼火山を中央火口丘とするカルデラを形成しています。海に浮かぶカルデラは世界的にも珍しく、「島前カルデラ」と呼ばれています。3つの島は外輪山として誕生したのち、荒波と風雨に浸食されて現在の形になりました。そのため、むき出しになった地層や奇岩が点在しています。
焼火山や外輪山の中ノ島など、島前カルデラの地形を見渡すことができるのが、知夫里島の赤ハゲ山展望台です。赤ハゲ山の名前は土壌が赤く、木がないことに由来しています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!