更新日: 2024年1月18日
琉球染物は「染色文化の宝庫」絣や紅型など多彩で美しい文様がそろう沖縄
伝統工芸が盛んな沖縄を代表する工芸品といえば染織物です。多種多彩でかつ美しい「琉球染物」の歴史と魅力を探っていきましょう。
琉球染物は他に類を見ないほど多種多彩
沖縄の伝統的な染織物である「紅型(びんがた)」の艶やかな色彩を眺めていると、南国の空気感がよく伝わってきます。染織物などの伝統的な着衣の色や模様には、その地の風土が表れるといいますが、沖縄の伝統染織品の艶やかなそのいでたちは、亜熱帯の風土や独自の歴史がつくりあげてきたものです。
沖縄は伝統工芸が盛んな地域ですが、とくに染織品に関しては、他県に類を見ないほどさまざまな種類が存在します。沖縄島の首里織(しゅりおり)、琉球絣(りゅうきゅうかすり)、読谷山花織(よみたんざんはなおり)、芭蕉布(ばしょうふ)のほか、久米島の紬(つむぎ)、宮古島や八重山列島の上布(じょうふ)、竹富島、小浜島(こはまじま)、石垣島のミンサー織、与那国島の与那国織など。素材も苧麻(ちょま)、芭蕉、絹、木綿、桐板(とぅんびゃん)などを用途によって使い分け、じつに多種多彩です。
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