更新日: 2024年1月18日
沖縄泡盛の歴史~15世紀に伝わり戦火からも復活した沖縄を代表する酒~
米と黒麹が生み出す沖縄特産の泡盛。約500年の歴史を受け継ぎ、一大ブランドに成長した「沖縄泡盛」の歴史を振り返っていきます。
泡盛の歴史背景
15世紀の大交易時代と呼ばれる時代、琉球にシャム(タイ)から蒸留酒が伝わりました。それまでは、沖縄で酒といえば祭事などで用意された醸造酒・神酒のことであり、未婚女性が口に含んで発酵させる「口噛みの酒」でした。ですが、蒸留技術と蒸留器具が沖縄に入ったことで、沖縄に名だたる特産品・泡盛が誕生したのです。その後、薩摩(鹿児島)を経て、本土全域に広がり、日本における焼酎文化が幕を開けることになります。
泡盛は「首里三箇」のみが製造できた
当初、泡盛は自由につくることができましたが、近世以降は許可制となり、琉球王府が厳密に管理することになりました。泡盛製造が許されたのは首里城近くの赤田(あかた)、崎山(さきやま)、鳥堀(とりほり)の3地域のみで、これらを「首里三箇(さんか)」と呼びました。
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