更新日: 2024年1月18日
斎場御嶽とは沖縄の最高の聖地とされる
古来沖縄に伝わる最大の聖地、斎場御嶽。神女と呼ばれる女性たちを中心に王国の国策にも組み込まれた宗教文化とは、どのようなものなのでしょうか。
目次
御嶽とは沖縄においてどのような場所なのか?
御嶽(うたき)とは、沖縄において古くから神が住み、あるいは訪れる場所として神聖な祭祀が執り行われる場所のことです。そこには、古くから沖縄の人々が大切にしてきた独特な信仰が息づいています。
沖縄には古くからの信仰、宗教的な権威をもった神女も
沖縄には、古くから姉妹(オナリ)の霊力が兄弟(エケリ)を守護するという民間信仰があり、各地の権力者の血縁者集団に神女(しんじょ)として祭祀を行う女性がいました。神女は宗教的に大きな権威を与えられていました。
尚真王(しょうしんおう)代(1465〜1526年)に、政策として神女という存在を政治組織に組み込んだ宗教体制が始まったと考えられています。そして、神女によって祭祀が行われた場所が、今も残る御嶽です。
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