更新日: 2024年1月18日
真珠道は16世紀に築かれた首里城から那覇港までの琉球石灰岩の道
琉球王国の全盛期を彩った石畳の道は、王国が中央集権体制を確立するうえで、必要不可欠なインフラでもありました。どのような道か見てみましょう。
目次
国家にとっての街道整備の必要性
沖縄は離島なので移動手段となるとどうしても船(海上交通)をイメージしてしまいますが、中世以降、単一国家(琉球王国)として、現地を支配・統治するうえで、陸路の整備は欠かせなかったに違いありません。国家にとっての街道整備とは、他者の侵略を容易にするデメリットがあるいっぽうで、物資輸送力や情報伝達力が向上し、経済の活性化の面で大きな効果を得られるというメリットがあるからです。かの「すべての道はローマに通ず」の古代ローマも、街道整備なくして国家の発展はなかったのです。
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