更新日: 2024年1月18日
やんばるの森はヤンバルクイナやノグチゲラなど貴重な動植物の宝庫
国内最大級の亜熱帯広葉樹林が広がる「やんばるの森」。この森に、世界的にも希少な生物が数多く生息している理由に迫ります。
「やんばるの森」とはどんなところ?
沖縄島の国頭村(くにがみそん)、大宜味村(おおぎみそん)、東村(ひがしそん)など北部地域一帯を「やんばる(山原)」と呼んでいます。やんばるとは「山々が連なり森の広がる地域」のことです。「やんばるの森」は、沖縄島最高峰の与那覇岳(よなはだけ)(標高503m)を中心とする山岳地帯を指し、スダジイ、オキナワウラジロガシなどからなる国内最大級の亜熱帯広葉樹林が広がっています。広さは南北約23㎞、東西約12㎞。日本の国土の0.1%にも満たないですが、森林率は80%を超え、この狭い範囲の中にヤンバルクイナやノグチゲラなど、世界的にも希少な固有の野生生物が数多く生息しています。2016(平成28)年には、やんばるの陸地と海域、約1万6300ヘクタールが「やんばる国立公園」として環境省に指定され、さらに2021(令和3)年7月、ユネスコの世界自然遺産登録が決定しました。
やんばるの森にある「やんばる国立公園」
沖縄島北部に位置するやんばる国立公園は、2016(平成28)年、33番目の国立公園として指定されました。国内最大級の亜熱帯広葉樹林が広がり、ヤンバルクイナをはじめ多種多様な固有動植物や希少動植物が生息しています。
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