更新日: 2024年1月21日
琉球列島はプレート運動と気候変動により激しく変化してきた
琉球列島は、誕生から現在まで、さまざまに形を変えてきました。その背景には、地球的な地殻変動と気候変動に加え、南洋ならではの気候がありました。
琉球列島は大陸の辺縁部にあった?
琉球列島は、中世代の白亜紀末から新生代の古第三紀(こだいさんき)(約1億4500万~2300万年前)には、大陸の辺縁部にあったと考えられています(図1)。この地層は、大陸の東にある海溝に北上する海洋プレートが沈み込めずにはぎ取られ、陸側に押しつけられてできた付加体(ふかたい)です。海底にあった付加体は、やがて隆起して大陸の一部となり、のちの琉球列島の骨格になりました。
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