更新日: 2024年1月18日
「琉球処分」の全容とは?~琉球王国が終わりを告げた~
琉球王国を日本に取り込んでいく政治的過程を「琉球処分」といいます。およそ450年続いた琉球王国は、どのように崩壊していったのでしょうか。
目次
琉球処分の前段階として清国との分離を図る
日本が幕末の動乱に揺れるなか、1866年に琉球では清国から冊封使(さくほうし)を迎え、尚泰(しょうたい)王の冊封式典が行われていました。薩摩藩を通じて江戸幕府から間接支配を受けながらも、清国とは冊封・進貢関係を維持するという、日本と清から二重支配を受ける両属的な状態は幕末まで続いていたのでした。
近代国家に向けて国境の確定を図る
王政復古の大号令を経て成立した明治新政府は、近代国家の形成に向けて各種の制度改革に着手します。その際に近隣諸国との国境を確定させる必要が生じ、琉球には清との冊封関係を廃止させ、清から分離させようと考えました。
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