更新日: 2024年1月18日
ペリーが琉球に来航、浦賀上陸前に訪れたのはなぜ?
ペリーの「黒船」によって日本は開国することになります。その際にペリーは、まず琉球を訪れ、そこを拠点に浦賀へと迫るのでした。
目次
ペリー来航の要因となった国家的事情
メキシコとの米墨(べいぼく)戦争(1846〜1848年)に勝利してカリフォルニアを獲得し、アメリカは環太平洋国家となりました。
北米大陸の西海岸を北上し、アリューシャン列島から千島(ちしま)列島沿いに南下、千島海峡や津軽海峡を通過すれば、アジア地域に進出することができます。このルートで清国との貿易を開拓するために、あるいは北太平洋上で操業する捕鯨船の寄港地を確保するためには、蝦夷(えぞ)地や日本列島に補給拠点が必要でした。
このようにアメリカのアジア戦略が転換したことで、日本の重要度が以前より高まり、アメリカは東インド艦隊司令長官のマシュー・ペリー提督に、日本に開国を迫る交渉役を命じたのです。
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