秋田では風力発電や地熱発電など再生可能エネルギーの導入が加速！～実践されるSDGs～

東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故により、火力や原子力に強く依存してきた日本のエネルギー政策は、抜本的な見直しを迫られました。それにともない、国は2030（令和12）年までに発電量に占める再生可能エネルギーの割合を最大24％まで引き上げるという目標を設定しました。

その後、FIT制度（再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定期間固定価格で買い取る制度）で自然エネルギーの発電設備の導入が進み、わが国の年間発電量に占める再生可能エネルギーの割合は、2019（令和元）年度には約19％にまで上昇しました。2010（平成22）年度の同割合は約10％だったので、順調に目標に近づいているといってもいいでしょう。

国のエネルギー転換政策で、もっとも増加した再生可能エネルギーは太陽光ですが、それ以外も徐々に増加しています。ただし、太陽光以外は自然条件が強く影響するので、都道府県ごとに取り組みへの意欲に差があるのが現状です。