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秋田駒ヶ岳の成り立ち~秋田県最高峰の山はふたつのカルデラをもつ活火山~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

秋田駒ヶ岳の成り立ち~秋田県最高峰の山はふたつのカルデラをもつ活火山~

標高1637m、県内最高峰を誇る秋田駒ヶ岳は、今も活動を続ける活火山です。
この山が現在の姿になるまでには10万年にも及ぶ形成史がありました!

秋田駒ヶ岳とカルデラ

秋田駒ヶ岳(こまがたけ)は、秋田県と岩手県の県境に位置する標高1637m、秋田県内最高峰の活火山です。秋田駒ヶ岳の山頂には南部カルデラ北部カルデラのふたつのカルデラがあります。

南部カルデラは北東~南西方向に約3㎞、北西から南東方向に約1.5㎞、カルデラの中には南岳、女岳(めだけ)、小岳という3つの火口丘があります。

南部カルデラの北に位置する北部カルデラは、直径約1㎞、カルデラ内には男女岳(おなめだけ)などいくつかの火口丘があります。

1:25000火山土地条件図「秋田駒ヶ岳」

1:25000火山土地条件図「秋田駒ヶ岳」
©国土地理院

山頂部の北東側に北部カルデラ、南西側に南部カルデラがあります。北部カルデラは男女岳などの火砕丘や溶岩にほとんど埋もれており、北の縁から北西側に溶岩(オレンジ色)が流れました。

北部・南部両カルデラが接する峰に男岳があります。南部カルデラには女岳・小岳・南岳があり、カルデラ内に溜まった溶岩(赤色)が南西部分から西方へ流れました。

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