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富山の県民性は倹約家で働き者!有名な創業者も多く輩出 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

富山の県民性は倹約家で働き者!有名な創業者も多く輩出

富山の人々のイメージとしてよく挙げられるのが「勤勉」と「倹約家」。さらに、持ち家率が高いことでも知られますが、この県民性にはどういった背景が影響しているのでしょうか。

富山の県民性は「越中強盗」?

北陸3県の県民性を表す言葉として、「越中強盗、加賀乞食、越前詐欺」というものがあります。生活に困窮したとき、富山の人は、売薬文化で築かれた商魂や加賀藩の搾取に耐え抜いたしぶとさがあるから強盗を働くことも厭いません。一方、石川県民は穏やかで文化的な暮らしを好みますが、決断力や気概に欠けるために乞食になるしかありません。福井県民は、口達者な関西人の影響を受けているため、したたかで商売が上手いから詐欺まがいのことをしてでも生き残る。これらはもちろん極端な例えではありますが、各県の地理的および歴史的背景を考えると、頷ける部分もあります。

富山の県民性「勤勉」「倹約家」の背景

もともと北陸の人々は「我慢強い」「控えめ」「勤勉」というイメージを抱かれがちですが、なかでも富山県民は「勤勉」「倹約家」という印象が強くあります。理由としてはまず、急峻な河川と共存してきたことです。立山連峰に多く降った雪が春になって雪解け水として流れ出し、それによって起こる洪水に悩まされてきた歴史があります。度重なる氾濫によって農作物などへの被害を受けたため、人々は常に災害に備える必要がありました。自分たちの力ではどうにもできない自然災害を多く耐え抜くなかで、辛抱強さが自然と培われていきました

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