更新日: 2024年1月21日
イタイイタイ病が日本で初めて公害病として認定された神通川流域
企業によって自然が破壊され、多くの人命が失われたイタイイタイ病。被害克服に向けた努力の結果、今では美しい水と大地がよみがえっています。この歴史が教えてくれることとは。
目次
イタイイタイ病は富山に残る負の歴史
文字通り、「神様が通る川」といわれていた神通川(じんづうがわ)。昔から流域ではおいしい米が作られ、多くの川魚が獲れました。水道が家庭に引かれる前は、神通川の水を引いた農業用水を各家の台所に引き込んで野菜を洗ったり、ご飯を炊いたりと、生活用水としても使われていました。しかし、川の上流にある神岡鉱山から流れ出たカドミウムによって、四大公害病の1つ「イタイイタイ病」が発生することになります。富山に残る負の歴史です。
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