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【岩手県の農業】上位は畜産が盛んな二戸市と多様な農業の一関市
小岩井農場はあまりにも有名ですが、じつは岩手県の畜産農家は小規模が多く、岩手県内に点在し、一戸当たり飼養頭数は全国平均に届きません。
そのなか畜産業といえば、農業産出額2位の二戸市。産出額272億8000万円のうち、じつに227億5000万円が畜産で占められています。
いっぽう、産出額でランキング1位となった一関市も、畜産の産出額が199億9000万円と5割以上を占めていますが、そのほかにも米が66億5000万円、野菜類が24億6000万円と多様な農業が行われています。
【岩手県の農業】収穫される野菜の主役は夏秋野菜
岩手県で収穫される野菜の主役は、夏秋野菜。その代表格がピーマンやきゅうりで、いずれも収穫量が全国で5位以内に入っています。
【岩手県の漁業】活気が戻ってきた沿岸部の漁業
沿岸部の漁業は、東日本大震災の津波で甚大な被害を受けたものの、漁船や施設の復旧がほぼ終了し活気が戻ってきました。
名産のカキやアワビなど、天然モノに強いイメージがありますが、岩手県は養殖も盛んです。ワカメやホタテ、サケ、アワビなどの養殖に取り組み、安定した需給体制の構築を図っています。民間でも同様の動きが見られ、洋野町などではウニの養殖で、全国的なブランドを確立しつつあります。
農家や漁師の減少を、効率的な生産体制で補っているといえるでしょう。
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日本の各県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。岩手の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。地図を片手に、思わず行って確かめてみたくなる情報を満載!
Part.1 地図で読み解く岩手の大地
・盛岡のまちを見守る名峰 岩手山はどうやってできた?
・宮沢賢治が名付けた理想の地? イーハトーヴの風景地とは
・三陸海岸のうち南部だけが リアス海岸になっている理由
・三陸沖で多発する地震と 津波発生のメカニズムを探る
・平泉の黄金文化を支えた 玉山金山はどこがすごい?
・カルスト台地に刻まれた猊鼻渓と 幽玄洞は古生代の化石の宝庫!
・ティラノサウルス類化石も発見! 国内最大の琥珀産地・久慈
などなど岩手のダイナミックな自然のポイントを解説。
Part.2 岩手を駆け抜ける鉄道網
・軌道から車両まで対策は万全! 積雪地帯を快走する東北新幹線
・一ノ関以北で客車が走り続けた 大幹線・東北本線の歴史と実力
・急勾配を克服する物流の幹線 IGRいわて銀河鉄道がすごい!
・『銀河鉄道の夜』の原風景を走る岩手軽便鉄道に始まった釜石線
・三陸縦貫鉄道を引き継ぎ誕生! 沿岸部を走る三陸鉄道リアス線
・龍ヶ森の急勾配を越えろ! 奥羽山脈を横断する花輪線
などなど岩手ならではの交通事情を網羅。
Part.3 岩手で動いた歴史の瞬間
・人々が定住し集落が生まれ 南北それぞれの文化が発達
・胆沢平野を中心に米作が進み 強大な権力も生まれる
・蝦夷のリーダー・アテルイと ヤマト王権の熾烈な争い
・安部氏から奥州藤原氏 やがて群雄割拠の戦乱へ
・前九年・後三年の役が終結し 花開いた黄金の平泉文化
・大崎氏と斯波氏の時代を経て 南部氏と伊達氏が台頭
・戊辰戦争での敗北から 紆余曲折ののち岩手県が成立
などなど、激動の岩手の歴史に興味を惹きつける。
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