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岩手の室町時代から戦国時代の勢力図!大崎氏と斯波氏の時代を経て南部氏と伊達氏が台頭する! 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月18日

岩手の室町時代から戦国時代の勢力図!大崎氏と斯波氏の時代を経て南部氏と伊達氏が台頭する!

室町時代には幕府の権威を背景とした大崎氏や斯波氏が奥州で勢力を確立しました。
戦国時代になると、戦国大名たちが実力で台頭してきます。

岩手の室町時代・南北朝末期に威勢を誇った大崎氏と斯波氏

1391(明徳2・元中8)年、南北朝末期の室町幕府は、奥州を鎌倉府の管轄としました。鎌倉府とは室町幕府の関東支配のための出先機関であり、その長官の鎌倉公方(くぼう)・足利満兼は弟たちを奥州へと下向させました。ところが室町幕府は1400(応永7)年に大崎氏を奥州探題(奥州支配の出先機関)に任じました。以降、奥州では大崎氏を頂点とする支配体制が確立していきます。

大崎氏に対抗しうる勢力としては、高水寺城(こうすいじじょう)(紫波郡紫波町)を拠点とする斯波氏がありました。斯波氏の宗家は室町幕府の管領(かんれい)に任ぜられる有力一門であり、奥州斯波氏も奥州で威勢を誇り、「奥州の大崎・斯波両所」と並び称されました。

室町幕府成立期の勢力図

室町幕府成立期の勢力図
『日本史年表・地図 第25版』(吉川弘文館、2019年)ほか各種資料を元に作成

青が北朝方(足利尊氏側)、赤が南朝方(後醍醐天皇側)の武将。 中央の権力争いに応じて奥州でも内乱が続きました。

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