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太平洋セメント大船渡工場が大きく貢献した岩手の近代化から震災復興まで 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

太平洋セメント大船渡工場が大きく貢献した岩手の近代化から震災復興まで

およそ85年前、セメントが不足していた岩手で操業を開始した太平洋セメント大船渡工場は、時代と震災を乗り越えて地域産業を支えてきました。

大船渡にセメント工場が設立された背景

日本全体が近代化を推し進める大正時代、東北地方ではセメント工場の建設が急務となっていました。当時の東北にはセメント工場が少なく、産業発展の大きなブレーキとなっていたのです。

そんな状況を打開すべくセメント工場設立に動き出したのが、大船渡の有志たちでした。大船渡一帯には、セメントの原料となる石灰岩が広く分布していることが知られていました。

さらに岩手有数の漁港である大船渡湾も整備されており、海上運送も十分可能という好条件は、セメント工場設立の気運を高めました。

大船渡周辺地図

大船渡周辺地図

港の背後を山に囲まれた大船渡。山で石灰石を採掘し、港近くの工場で加工して、すぐに輸送可能という地の利に恵まれた環境でした。

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