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岩手県の人口減少と少子化問題~昭和期から転出が多く 人口減少が急速に進展~ 写真:123RF

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

岩手県の人口減少と少子化問題~昭和期から転出が多く 人口減少が急速に進展~

昭和期から転出が多く、人口減少が急速に進展している岩手県。
各種データとともに岩手県全33都道府県の人口減少の理由を探ってみましょう。

【岩手県の人口】東日本大震災でさらに加速している人口減少の傾向

岩手県の人口は1961(昭和36)年に144万9324人でピークを迎えたのち、現在に至るまで減少傾向にあります。1970年代の第二次ベビーブームでも出生率は上がらず、80年代に微増したものの、人口曲線が大きな山を描くことはありませんでした。

そもそも岩手県を含む東北エリアには、 戦後、仙台や東京といった大都市への出稼ぎにより人口を流出させてきた背景があります。そして現在は、18歳での進学・就職期、22歳前後の就職期での人口流出が顕著となっており、今なお「出稼ぎ」の傾向は強くなっています。

また、 東日本大震災(2011年)以降、9万人超が岩手県外へ転出するなど人口減少のスピードは加速しています。社会増減や出生率などが改善されない場合、2040年には岩手県人口が約95.8万人にまで減少すると推測されています。

【岩手県の人口】東日本大震災でさらに加速している人口減少の傾向
【岩手県の人口】東日本大震災でさらに加速している人口減少の傾向
出典:週刊東洋経済臨時増刊『都市データパック2020年版』
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