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早池峰山を「花の名山」にした蛇紋岩と高山植物の関係とは?

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月22日

早池峰山を「花の名山」にした蛇紋岩と高山植物の関係とは?

早池峰山は標高2000mにもおよびませんが、高山植物が咲き誇り、貴重な固有種も数多くなっています。
その秘密は、蛇紋岩という特殊な地質にありました。

早池峰山は「花の名山」として知られる北上山地の最高峰

早池峰山(はやちねさん)(標高1917m)は、岩手県東部を南北に走る北上山地の最高峰で、同山地のほぼ中央に位置しています。高山植物目当ての登山者も多い「花の名山」であり、蛇紋岩(じゃもんがん)の山としても知られています。

明治政府に招聘されたドイツ人地質学者、エドムント・ナウマンも研究対象とするなど、日本の地質学の黎明期から研究が盛んな山域です。

早池峰山の登山道と周辺図

早池峰山の登山道と周辺図

早池峰山では東西南北に登山口があります。もっとも一般的な小田越コースでは、森林限界は一合目御門口のある標高1360m付近です。そこから上に蛇紋岩が現れるようになり、岩場に高山植物が咲き誇る高山帯らしい風景が広がります。

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