更新日: 2024年1月22日
久慈は琥珀産地として国内最大!ティラノサウルス類化石も出た!
日本で随一の琥珀産地として知られている久慈市。
近年では、日本では希少なティラノサウルス類化石が発見され、注目を集めています。
久慈は琥珀の産地として日本随一
久慈(くじ)市周辺は日本国内では随一の琥珀(こはく)産地として知られています。琥珀とは、数億〜数千万年前に地上に茂っていた樹木の傷口から分泌された樹脂が、土砂などに埋もれて化石化したものです。
久慈市には中生代白亜紀後期、約9000万年前の「久慈層群玉川層(くじそうぐんたまがわそう)」という地層が帯状に分布しています。この地層からは、恐竜が地上を支配していた中生代白亜紀後期の琥珀が産出されます。
琥珀を巡る最新の研究
琥珀のなかには、樹脂に取り込まれた虫や植物が一緒に化石化したものがしばしばあります。琥珀に取り込まれた生物は、通常の化石よりもよい状態で保存されます。映画『ジュラシック・パーク』のように、琥珀に閉じ込められた蚊の体内に残されていた血液から恐竜のDNAを採取するまでには至りませんが、琥珀のなかの昆虫化石からDNAを検出したり、昆虫の体内に残っていた胞子からバクテリアを蘇生したりする研究が進んでいます。
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