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更新日: 2024年1月13日
小林多喜二のプロレタリア文学~過酷な気候と労働が生んだ思想~
労働者(プロレタリア)の厳しい現実を描くプロレタリア文学。
その代表的な作家が小林多喜二です。
彼の思想は、小樽で学び、働くなかで培われました。
目次
小林多喜二のプロレタリア文学『蟹工船』が平成に再注目されたわけ
2008(平成20)年、ユーキャン新語・流行語大賞のトップテンに「蟹工船」が入賞しました。これは、大正時代から戦後までオホーツク海を運航していた食品加工設備つき漁船のこと。そして、この漁船の過酷な労働環境を生々しく描いた小林多喜二の小説のタイトルです。
非正規雇用などの社会問題が深刻化するなかで、昭和初期に書かれた『蟹工船』が再注目され、一大ブームとなったのです。形式的に管理職にされ、相応の権限や報酬を与えられないまま残業代や休日出勤手当をカットされる「名ばかり管理職」も同年の流行語大賞に入賞しているのが示唆的です。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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