【富山県民の所得】自治体ごとの個人所得平均額は舟橋村が1位
自治体ごとの個人所得平均額ランキングは、なかなか興味深いものがあります。県庁所在地の富山市などを抑えて舟橋村が1位。生産年齢人口が県内で最も若く、富山市で働く人も多いことから、所得平均額も高くなっていると推測されます。村といっても山間部にあるわけではないので自然災害もなく、村の面積が狭いため、インフラ整備などの出費もあまりありません。ごみ処理や介護保険などは富山地区広域圏などの一部事務組合で賄えます。出費が少ない分、行政サービスが手厚いのです。
【富山県民の所得】自治体ごとの格差が少ない
隣接する石川県では自治体ごとの所得格差が激しい一方、富山県はそれほど大きな差はありません。2018年度の有効求人倍率は1.97倍と、全国的に見ても高い傾向です。人手不足なところへ企業もどんどん進出してくるため、職種にこだわりすぎなければ働き口はいくらでも確保できるのです。富山県都は呉東にある一方、大型商業施設は呉西に多くあります。医療提供体制が各地で整っており、富山県内のどこからでも比較的短時間で拠点病院に到達できます。こういったバランスのよさは、一極集中にならない要因の1つでしょう。
富山県民の所得:富山市は勤労世帯収入が全国上位
共働き世帯が多いという特徴があるため、二人以上勤労者世帯月平均実収入(2016~2018年)においては、富山市は全国で5番目に高いという結果に。また、人口当たりの生活保護受給者数が極めて少なく、2019年度の生活保護率は全国最低の3.5%でした。
富山県民の所得:ふるさと納税額が高い氷見市
ふるさと納税の受け入れ額では氷見市が圧倒的。氷見牛やブリなどの返礼品が人気を集めています。コロナ禍では在宅時間が増え、さらに勢いが増し、2020年度には4億円を突破。しかしこれにより、返礼品の経費がかさんでいる事実もあり、ふるさと納税の是非を考えさせられます。
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富山県の地形や地質、歴史、文化、産業など多彩な特徴と魅力を、地図を読み解きながら紹介するマップエンターテインメント。富山の知っているようで知られていない意外な素顔に迫ります。地図を片手に、思わず行って確かめてみたくなる情報満載!
Part.1 地図で読み解く富山の大地
・立山連峰との高低差4000m!「きときと」ぞろいの富山湾
・黒部ダムが大電源を生み出すまで
・崩壊を続ける立山カルデラ
・極東の氷河の南限は立山! 国内初の氷河認定とライチョウ
・神秘の光景! 魚津の蜃気楼と雨晴海岸の気嵐
・2000年前に形成された魚津埋没林
・富山の水がおいしいヒミツ
・立山の地下には「何か」がある! 活断層はあるのに地震が少ない理由
・富山湾のホタルイカはなぜ有名?
…など
Part.2 富山を駆ける充実の交通網
・北陸新幹線開業による光と影
・河川敷にある富山きときと空港
・SDGs未来都市に選定 ライトレールが象徴するまちづくり
・伏木港は神戸港に憧れた男の夢
・立山の観光ルートは1つじゃない? 一般開放が待ち遠しい黒部ルート
・マッターホルンの麓町から着想 低速電気バスEMUと宇奈月温泉
・鉄オタ集結地! 富山県は公共交通の宝庫
・V字峡谷を走るトロッコ電車
…など
Part.3 富山の歴史を深読み!
・江戸時代は鮎だった! 駅販売で広がったます寿し
・富山県成立までの複雑な歴史/越中の英雄・佐々成政の人物像
・焼け野原と化した富山大空襲/富山の遺跡&古墳は個性派ぞろい
・放生津に存在した亡命政権
・越中の伊能忠敬 射水出身の測量家・石黒信由
・越中の黄金郷 加賀藩極秘の「越中の七かね山」
・北陸近代医療の父・黒川良安
・世界遺産は加賀藩の軍事工場 五箇山でおこなわれた塩硝づくり
…など
Part.4 富山で育まれた文化や産業
・「越中おわら節」はなぜ有名?
・財政難を立て直した富山の売薬
・布教のためのテキストだった 曼荼羅から読み解く立山信仰
・秀吉も称えた伝説の刀工・郷義弘
・売薬商人は危ない橋を渡っていた? 薬の密貿易が生んだ昆布文化
・有名な創業者も多く輩出 富山県民は倹約家で働き者
・ジャポニズムの立役者・林忠正
・アニメの聖地が多い富山県
・瑞泉寺再建から始まった井波彫刻
…など
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