更新日: 2024年1月22日
鹿児島臨海工業地帯の発展~南九州の重要な穀物供給基地~
鹿児島市の沿岸部に造成された広大な臨海工業地帯。
企業立地にとどまらず、高度経済成長期において鹿児島県の経済発展を牽引していく存在となりました。
鹿児島臨海工業地帯が造成された理由
戦後、鹿児島県民ひとり当たりの所得水準は全国平均と比べ著しく低い状況が続いていました。鹿児島県はその原因を、農林業などの第一次産業の比重が高く工業化が進まない産業構造にあると分析。鹿児島県民所得向上のため、1958(昭和33)年、鹿児島市と谷山市(現・鹿児島市)の沿岸部を埋め立て、一大工業団地を造成する計画をスタートさせました。これが鹿児島臨海工地帯です。
この計画は1978(昭和53)年まで用地開発が進められました。1号から4号用地に加え、鹿児島製材団地事業協同組合による東開(とうかい)町工業団地が造成され、総面積は866.5ヘクタールとなりました。
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