更新日: 2024年1月22日
鹿児島空港開港の歴史!かつては海軍の航空基地だった
第二次世界大戦中、海軍の航空練習地として使われた鹿児島空港。
高度経済成長期のなかで移転と拡張を経て、国内主要空港のひとつとして成長していきます。
目次
鹿児島空港開港の歴史
鹿児島空港が着工されたのは1932(昭和7)年。当初は、鹿児島市営の水陸両用の飛行場として計画されたものでした。
第一次世界大戦以降、航空機の必要性を感じていた海軍が、この飛行場を引き継いだのが1937(昭和12)年のことで、1941(昭和16)年に海軍の航空基地として完成。
1943(昭和18)年に海軍の航空隊が併設されると、海軍飛行予科練習生の訓練所として使用されました。舟艇(しゅうてい)をつけた練習機がこの地から飛び立ち、なかには、奇襲攻撃作戦演習のひとつとして、錦江湾を真珠湾に仮定した練習も行われていたといいます。
鹿児島空港は市営から民間の運営に移行
1957(昭和32)年7月、鹿児島空港は民間の空港として新たなスタートを切りました。鹿児島-宮崎-大阪間に定期航路を開設。
当初はまだまだ需要が低かったものの、高速道路や新幹線も開通していないこの時代の人々の長距離移動手段として、また、物流ルートとして貴重なものとなり、搭乗者数や航空輸送量は年々増加していきました。
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