更新日: 2024年1月22日
鹿児島市電の歴史と現在の画期的な車両~環境対策に積極的な進化する路面電車~
市中心部や郊外に4路線をもつ鹿児島市電は、軌道の緑地化や車両のバリアフリー化など環境対策を積極的に取り組んでいます。
その歴史と今を見てみましょう。
目次
鹿児島市電は日本最南端の路面電車
鹿児島市電は、鹿児島市交通局が運営する日本最南端の路面電車です。近年、停留所や車両を改良するなどサービス向上が図られ利用者が増加。黒字を計上する健全経営の路面電車として知られています。
路線は、武之橋(たけのはし)〜鹿児島駅前間の第一期線、高見馬場(たかみばば)〜鹿児島中央駅前間の第二期線、武之橋〜谷山間の谷山線、鹿児島中央駅前〜郡元(こおりもと)間の唐湊(とそ)線の4つあり、総延長は13.1㎞。
現在は、1系統(鹿児島駅前〜市役所前〜高見馬場〜武之橋〜郡元〜谷山)、2系統(鹿児島駅前〜市役所前〜高見馬場〜鹿児島中央駅前〜郡元)というふたつの系統が運行されています。
鹿児島市電の廃線を含む全路線図
鹿児島市電には最大6路線ありましたが、現存するのは4路線2系統。第一期線は武之橋〜鹿児島駅前、第二期線は高見馬場〜鹿児島中央駅前、谷山線は武之橋〜谷山、唐湊線は鹿児島中央駅前〜郡元を結んでいます。
分岐点である高見馬場には、2系統それぞれに停留所があります。廃止となった2路線のうち伊敷線は、ほぼ全線にわたり国道3号上を走っていました。
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