更新日: 2024年1月22日
桜島噴火のメカニズムと形成の歴史!大正時代に驚くべき大噴火があった
連日のように噴煙を上げる国内屈指の活火山・桜島。
大正時代には20世紀の 国内最大の噴火が発生し、流れた溶岩によって大隅半島と地続きになりました。
目次
桜島は鹿児島のシンボル!
鹿児島湾(錦江(きんこう)湾)の奥にそびえ、連日のように噴煙を上げる桜島火山。その勇ましい姿は鹿児島のシンボルとして欠かせない存在になっています。
桜島は東西約12.2km、南北約9.5kmの火山島で、最高峰の北岳(きただけ)(標高1117m)をはじめ、中岳(なかだけ)( 同1060m)、 南岳(みなみだけ)( 同1040m)など、複数の火山体からなる「複成火山」です。
1955(昭和30)年に、南岳山頂で爆発が起こり、現在まで続く噴火活動が始まりました。さらに2006(平成18)年以降は、南岳東側斜面8合目付近にある「昭和火口」からも噴煙が上がるようになりました。
桜島は鹿児島市の中心市街地から4㎞ほどしか離れていないため、火山灰は風向き次第で市街地にも降り注ぎます。今なお噴煙を上げ続ける活発な活火山でありながら、桜島内には約4000人が暮らしています。噴火にともなう災害リスクもありますが、いっぽうで火山から受ける恵みも大きく、人と火山が共生しています。火山噴出物からなる土壌は、桜島小みかんや桜島大根などの特産物を育んでいます。
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