更新日: 2024年11月19日
北海道新幹線と道南いさりび鉄道の札幌延伸開業に向けての躍進
厳冬への備えは万全、日本一のトンネルも掘削中の北海道新幹線。
並行在来線の道南いさりび鉄道も、観光列車が走るなど注目度が上がっています。
北海道新幹線の誕生
北海道新幹線は、新青森~新函館北斗間の約148.8㎞を結んでいます。これは、1970(昭和45)年制定の「全国新幹線鉄道整備法」による青森と旭川を結ぶ計画が始まりで、1973(昭和48)年に整備新幹線として計画決定したものの、財政難により工事が凍結されました。
その後、2005(平成17)年にようやく着工され、2016(平成28)年3月に開業。青函トンネルを通り、最速の 「はやぶさ」がJR 北海道のH5系、JR東日本のE5系により、東京~新函館北斗間を約4時間で結びました。新幹線が北海道に上陸したのです。
青函連絡船からトンネルへ
青森~函館間の青函航路に1908(明治 41)年から運行された青函連絡船。本州と北海道を結ぶ要路で多くの優等列車に接続したほか、貨物列車の貨車も運び1988(昭和63)年に運行を終了しました。
代わる青函トンネルは1920 年代から構想のあった全長53.85 ㎞の鉄道トンネルで、1954(昭和29)年の青函連絡船「洞爺丸事故」を機に建設が急がれ1961(昭和36)年に着工。新幹線計画により在来線規格を新幹線規格に変更し1985(昭和60)年に貫通、2 年後に完成しました。
函館市青函連絡船記念館摩周丸
- 住所
- 北海道函館市若松町12番地先
- 交通
- JR函館本線函館駅から徒歩4分
- 料金
- 大人500円、小・中・高校生250円、未就学児無料(市内在住の障がい者は函館市発行のカード提示持参で入館料無料、市内在住の60歳以上は函館市発行のカード持参で半額)
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