更新日: 2024年1月22日
栃木県庁移転の裏にあったものは?三島通庸によってなされた栃木から宇都宮への強行移転
明治に誕生した栃木県は、当初、栃木町を県庁所在地としていましたが、三島通庸が県令になるやいなや宇都宮に移転。そこには、さまざまな思惑が秘められていたのです。
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栃木県庁は当初栃木町にあった
青森市や福島市、千葉市や広島市など、一般的に県庁所在地は、県名と同じ名前の都市であることが多くあります。ところが栃木県では、栃木市ではなく、宇都宮市が現在の県庁所在地となっています。
明治の初め、廃藩置県を受けて下野(しもつけ)国の領域には、旧藩の領国を中心に大小11の県が定められました。これらはまず、栃木県と宇都宮県の2つに統合され、最終的には栃木県としてひとつとなります。その際、県庁所在地となったのは栃木町でした。
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