更新日: 2024年1月22日
宇都宮の第十四師団誘致~城下町・宿場町から「軍都」へ~
江戸時代には宇都宮藩の城下町として、また日光街道・奥州街道の宿場町としてにぎわった宇都宮。明治以降は、旧軍の第十四師団が配置され「軍都」として栄えました。
目次
宇都宮が師団を誘致した時代背景
1904(明治37)年2月8日、日本とロシア帝国の間で日露戦争が勃発します。明治維新により近代国家となった日本は、その10年前の1894(明治27)年、日清戦争に勝利していましたが、今回の戦争はそれとは比較にならないほど大規模な消耗戦となります。このため陸軍は消耗が続く戦局に対応するべく、軍隊の部隊編成の主となる「師団」の増設を要求します。その結果、第十三~十六の4師団の増設が決定されました。これを受けて師団誘致に乗り出したのが、宇都宮市でした。
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