更新日: 2024年1月22日
「キリコ祭り」を筆頭に祭り天国の能登!祭りのない金沢、地域差があるのはなぜ?
キリコ祭りだけでも年に200回行われるほど、能登ではたくさんの祭りがあります。
一方、金沢ではこれといった祭りがありませんが、その背景には加賀藩の目論見があったといわれます。
目次
能登の祭り「キリコ祭り」とは
能登はとにかく祭りの数が多い地域です。なかでも、能登の祭りを代表するのが「キリコ祭り」で、7月から10月にかけて能登の各町や集落などあわせて約200地区において繰り広げられます。
「キリコ」とは切子灯籠の略称で、巨大な御神燈のこと。神輿の供であり、神輿の足元を照らす役割を担います。氏子衆は威勢の良い掛け声を響かせながら、キリコを担いで豪壮に町を練り歩きます。
【能登のキリコ祭り】宇出津の「あばれ祭り」
代表的なキリコ祭りといえば、宇出津(うしつ)の「あばれ祭り」です。1日目は50基のキリコが大松明の火の粉を浴びながら乱舞し、2日目には「あばれ神輿」が仲間に加わります。この神輿は道路に何度も叩きつけられ、最後には原型がなくなるほど破壊されてしまうという荒々しさで、とても見ごたえがあります。
【能登のキリコ祭り】七尾市の「石崎奉燈祭」
七尾市では「石崎奉燈祭」が有名で、能登最大級の高さ15mを誇る巨大キリコがお目見えします。ねじり鉢巻きとサラシを巻いた男たちが100人がかりでキリコを担ぎ上げる様子は圧巻です。
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