更新日: 2024年1月22日
石川県の伝統工芸は土壌に深く息づいて人間国宝の数が日本一!
終戦の年に戦後初の美術展を開催して以来、石川県は日本の美術工芸分野を先導してきました。
加賀藩の頃から続く工芸王国としての実績を刻んできた軌跡に迫ります。
目次
石川の美術工芸活動は戦後60日で再スタートを切った
戦災を免れた石川県は、戦後いち早く美術工芸活動の再スタートを切りました。
昭和20(1945)年10月に石川県立美術館を開設し、そこで戦後の日本で初となる第1回現代美術展が開催されたのです。空襲の被害を受けなかったとはいえ、金沢も決して混乱がなかったわけではありません。しかし、文化の力を信じる有志らの熱意で開催された美術展は、「戦後60日の奇跡」として今も語り継がれます。
昭和21(1946)年11月には、金沢美術工芸大学の前身となる金沢美術工芸専門学校が開校。校名をあえて「美術工芸」としたところに、工芸王国としての自負が読み取れます。
昭和47(1972)年に移転、昭和54(1979)年度から大学院を設置し、多くの人間国宝や第一線で活躍するクリエイターが輩出し続ける文化拠点となりました。
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