更新日: 2024年1月22日
金沢茶屋街の歴史~金沢観光に欠かせない3つの茶屋街は地方都市に残る伝統的地区~
金沢はそれほど大きい街ではないにも関わらず、3つの茶屋街が現存しています。
その背景には、芸事が奨励されてきた金沢ならではの社交性が隠されていました。
目次
金沢の茶屋街の歴史は藩公認の廓から
金沢城、兼六園とともに、茶屋街は金沢を代表する観光スポットとなりました。「ひがし」、「にし」、「主計町(かずえまち)」の3茶屋街があり、いずれも出格子の茶屋が石畳に軒を連ねて風情を漂わせます。
茶屋街は、文政3(1820)年、加賀藩12代前田斉広(なりなが)の時代に浅野川と犀川それぞれのほとりに藩公認の廓(くるわ)を造ったことに始まります。当時は茶屋街とはいわず、塀で囲まれた一帯を廓と呼んだため、金沢城からの方角によって浅野川の茶屋街を東の廓、犀川の茶屋街を西の廓と呼んでいました。
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