更新日: 2024年1月26日
那谷寺は胎内くぐりの聖地だった!自然そのものが御本尊の寺
那谷寺は1300年の歴史をもつ白山信仰の寺です。
信仰の中心となる「自然智」や「胎内くぐり」の考えには、魂の再生を願う人々の心が込められているようです。
那谷寺の歴史
養老元(717)年、白山を開いた泰澄大師(たいちょうたいし)が、夢に現れた十一面千手観音の姿を彫って岩窟内に安置したのが那谷(なた)寺の始まりといわれます。その頃は「岩屋寺(いわやでら)」と呼ばれて、白山を信仰する人たちで栄えたようです。
寛和2(986)年には花山法皇が行幸。「私が求めている観音霊場三十三ヵ所はすべてこの山にある」と言い、西国三十三カ所の第1番・那智山の「那」と、第33番・谷汲山(たにぐみさん)の「谷」をとって「那谷寺」と改名したと伝えられています。
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