更新日: 2024年1月26日
日本在来馬の「能登馬」とは?~将校軍馬として重宝されていた優秀馬~
現存する日本在来馬は8種のみで、絶滅が危ぶまれるほど個体数が減少しつつあります。
かつては能登でも馬産がおこなわれ、優秀な馬が生産されていました。
日本在来馬の1種「能登馬」とは
近世、馬は人々の暮らしとともにありました。乗馬としてはもちろん、荷を運ばせる駄馬、耕運や運搬をさせる農耕馬として、日々の暮らしにおいて活躍しました。そのため、幕府や藩は馬の飼育や改良に力を注いだといいます。
古来より、能登は馬産地として名馬を輩出してきました。なかでも鳳至郡柳田村(ふげしぐんやなぎだむら)(現・鳳珠(ほうす)郡能登町)を中心に生産された能登馬は、頑強な体と温厚な性格であったといいます。
能登馬は主に4種類に大別されます。鳳至郡宇出津(うしつ)(現・鳳珠郡能登町)の「梅木馬」、鳳至郡町野(現・輪島市町野町)の「鈴の馬」、そして羽咋郡富来(現・羽咋郡志賀町)の「高田馬」に加え、柳田村で生産された「虎松馬」は特に優秀な馬として知られたようです。
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