更新日: 2024年1月26日
金沢の坂には魔性が宿る!?坂を上ると世界が変わる?
金沢は坂が多いという特徴があり、日常と非日常の境目のような言い伝えがまつわるものがたくさんあります。
坂を通じてミステリアスな金沢に触れてみましょう。
目次
金沢の坂は2つの川によって作られた
金沢を流れる有名な川は2つ、犀川(さいがわ)と浅野川です。両岸には寺町台地や立小野台地(こだつのだいち)、そして卯辰山丘陵地(うたつやまきゅうりょうち)がありますが、これらの台地はみな川によって作られたものです。
並行して流れる2つの川によって形成された大きな扇状地を、河川の流れがもう一度ゆっくり削り取ることで、そこには大きな段が生じます。こうした浸食によって、もとの川底が現在の川底より高い台地になっている地形を河岸段丘といいます。
つまり、2つの川の河岸段丘に町がまたがっているため、金沢には至るところに坂道が点在するという成り立ちです。
坂はこの急傾斜を上り下りするためであり、坂を上っても山になっているというわけではなく、上り切れば平地です。しかし、市内を流れる用水路の流れが速いことからも、かなり傾斜のある地形だということが読み取れます。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。
皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります!