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秩父鉄道の魅力~貨物輸送と華やかな旅客列車が走る地方私鉄~

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月13日

秩父鉄道の魅力~貨物輸送と華やかな旅客列車が走る地方私鉄~

都営地下鉄や東急電鉄を走った懐かしい車両が活躍し、SL列車も走る秩父鉄道。
開業は明治期と古く、武甲山の石灰石輸送とともに歩んできました。

秩父鉄道は歴史ある地方私鉄

秩父鉄道は総延長71.7㎞、県北の中心都市熊谷を拠点に、東武伊勢崎線と接続する羽生、行田市、寄居、観光地の長瀞や秩父などを経て三峰口へ至る、埼玉県を縦断する地方私鉄です

秩父鉄道の歴史は古く、上武(じょうぶ) 鉄道が1901(明治34)年10月、熊谷〜寄居間を開業させたのが始まりです。1918(大正7)年には武甲山で採掘される石灰石の輸送を開始。当初は蒸気機関車の運転でしたが、全国に先がけ電気機関車による電化を行い、1922(大正11)年1月に全線電化が完了。これは、日本の民鉄で3番目という早さでした。以後、秩父鉄道は、石灰石やセメントの貨物輸送で繁栄します。電気機関車が石灰石を満載した貨車を牽引する姿は、秩父鉄道の象徴的な光景となりました。

秩父鉄道秩父本線および三ヶ尻線

秩父鉄道秩父本線および三ヶ尻線

秩父本線は羽生〜三峰口間の約71.7㎞を37駅で結んでいます。また、武川〜熊谷貨物ターミナルを走るのが三ヶ尻線。途中駅の三ヶ尻駅からは、隣接する太平洋セメント熊谷工場へ武甲山などで採掘された石灰石が運び込まれます。

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