更新日: 2024年1月26日
岡山空港の過去と現在~地方空港として成長し続ける~
丘陵地帯に位置する岡山桃太郎空港は、岡山市中心部から約18㎞北にあります。現在の場所に移転し、路線や利用客数を増やしています。そんな空港の今昔を見てみましょう。
岡山空港の前身が岡山市浦安地区に開港
初めて岡山県に空港が誕生したのは、1962(昭和37)年10月13日。岡山市浦安(うらやす)地区に開港し、滑走路延長は1200mでした。東京便は開港当初から、1978(昭和53)年には鹿児島便、その後松山便が開設されました。
岡山空港は開港後にさまざまな課題が浮上し、現在の場所に移転
しばらくして旅客や貨物の増大や主要都市への利便性の向上などの課題が浮上し、ジェット機の就航が可能な空港整備が求められましたが、当時の旧空港の周辺は滑走路の延長が困難な地形でした。それに伴い、1974(昭和49)年に空港問題研究会を設置し、検討や調査を重ね、新空港の立地最適地を岡山市日応寺(にちおうじ)地区としました。この地区は、標高200~300mの比較的起伏の少ない丘陵台地でした。1981(昭和56)年3月に新空港の整備が国の5カ年計画に組み入れられ、12月に建設に着手。約6年4カ月の工事期間を経て、1988(昭和63)年3月に2000mの滑走路を備える新岡山空港として開港しました。これを機に旧空港(現在の岡南(こうなん)飛行場)は、小型機専用の飛行場となり、現在も利用されています。
空港の標高
岡山空港の標点標高は239.2m。これは日本全国の空港の中で5番目に高い標高です。ちなみに上位4位は、松本(まつもと)空港(長野県)657.5m、福島空港(福島県)372.0m、広島空港(広島県)331.0m、鹿児島空港(鹿児島県)271.9mとなっています。
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