更新日: 2024年1月26日
津山扇形機関車庫は蒸気機関車の全盛期を支えた! その役割とは?
JR 津山(つやま)駅には、昭和初期から中期にわたって蒸気機関車の基地として使用されていた扇形機関車庫が現存しています。その歩みを見てみましょう。
目次
津山扇形機関車庫は姫新線の全線開通に伴い誕生
扇形機関車庫とは、転車台を中心に扇の形に配置された蒸気機関車の車庫のことです。限られた敷地の中で効率よく機関車を収容できることから、大正時代以降に多く見られるようになりました。津山駅には元々大正時代から機関車庫がありましたが、それは扇形ではなく木造矩形(くけい)でした。扇形機関車庫は、姫路駅(兵庫県)と新見(にいみ)駅(岡山県)を結ぶ姫新線(きしんせん)の全線開通に伴い、1936(昭和11)年に津山駅の西側に造られたものです。延床面積2527㎡、総工費は当時の金額で11万600円でした。
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