更新日: 2024年1月26日
五島列島の三井楽とは?~空海が降り立ち『蜻蛉日記』にも登場した最果ての地~
大陸へと向かう遣唐使が最後に立ち寄ったとされる日本本土最西端の地、五島列島・三井楽(みいらく)。
異世界との境界の地として古典文学にも数多く登場します。
三井楽は古代の大陸への「海の通り道」だった
長崎港から西に100㎞余りに位置し、大小152の島々で構成されている五島列島。その南西端にあり、五島列島の中でも最大の面積を誇る五島市福江島北西部の半島と嵯峨島を含む海域一帯が、三井楽と呼ばれるエリアです。
日本の西端に位置することから、古くから大陸への「海の通り道」として利用され、かつては遣唐使船の寄港地でもありました。その様子は奈良時代初期に編纂された国宝『肥前国風土記』にも記されており、「美禰良久(みみらく/みねらく)の崎」として登場しています。
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